はい、カメは人にベタ馴れます!しかも結構グイグイきます( ´∀` )
でも、ただ毎日エサをやっているだけではベタ馴れはしません!
ベタ馴れさせるには、それなりの時間とテクニックがいります。
今日はイシガメのカメちゃんが我が家にやってきた経緯と、カメちゃんが私にベタ馴れした方法をお伝えします!
~イシガメのカメちゃんと出会うまで~ ミシシッピニオイガメのカメちゃんを飼う
我が家は今の二ホンイシガメのカメちゃんを飼うまでは、現在20歳になる息子が中学2年生の時に誕生日プレゼントにペットショップで購入したミシシッピニオイガメを飼育していました。
ミシシッピニオイガメのカメちゃん(我が家では特別な名前を付けず、カメは全てカメちゃんと名付けてしまいます)は購入時、生後数か月でしたが人間からエサをもらうことにも慣れていました。エサの時間になるとエサ場にやってきてくれくれダンスをするほどになりました。
息子が高校生となり、寮生活(我が家は大変山奥で近くに通える高校がなく、高校生になると殆どの子が家を出て寮やアパートを借りて下宿生活を送ります泣)となったため、私と妻が変わって毎日お世話をし、私たちにも馴れていました。当初、カメでも人の顔が認識できるんだー、と意外な発見でした。
今はそのカメちゃんは息子が大学生となり、アパート暮らしになったのでそちらで幸せに暮らしています。
下の写真はミシシッピニオイガメのカメちゃん♀です🐢
今はもう少し大きくなり、甲長13㎝ほどになっています。

~ミシシッピニオイガメのカメちゃんとの別れ~ イシガメのカメちゃんとの出会い
息子が大学に入学し、生活も慣れてきたので、息子がミシシッピニオイガメのカメちゃんを引き取りたいと言ってきました。ゴールデンウイークに息子宅に連れていくことになっていました。
息子がいない間、私たちなりに毎日、ミシシッピニオイガメのカメちゃんを可愛がっていたので、ミシシッピニオイガメのカメちゃんがいなくなると思うとなんだかぽっかりと穴が開いたようで寂しく思っていました。
そんな時、息子が、大学近くの川でプカプカと苦しそうに泳いでるニホンイシガメの赤ちゃんを見つけアパートに連れて帰ってきました。
私たちがミシシッピニオイガメのカメちゃんと離れることを寂しく思っていたのを知っていた息子は、「少し元気がないので世話をして、元気になったら、ミシシッピニオイガメのカメちゃんを連れてきた時にイシガメの赤ちゃんを連れて帰る?」と提案があり、ミシシッピニオイガメのカメちゃんとの別れの旅がイシガメのカメちゃんとの出会いの旅に変わったのでした。
~イシガメのカメちゃんこんにちわ~
いよいよ、ミシシッピニオイガメのカメちゃんとのお別れ、イシガメのカメちゃんとの初対面の日が来ました。弱っていたイシガメの赤ちゃんも息子のお世話ですっかり元気になっていました。


小っちゃくて、可愛いですよね!(^^)!
名前はもちろん、「カメちゃん」です!「亀助」、「亀吉」、「亀太郎」色々候補は出ましたが、最終的にやっぱり「カメちゃん」に落ち着きました。
甲長約4.5cm位です。100均の800mlのタッパーに余裕で入ってます。
この時はもちろん、人馴れはしておらず、エサは食べるものの、それ以外はずっと外に出ようとジタバタしたり、大人しくなったと思って私たちが覗くと怖がってまたジタバタしたりと落ち着かなったです。

水槽から出してやると、外に逃げたいの一心で網戸をよじ登ることも。。。
~イシガメのカメちゃんと仲良くなりたい~
イシガメのカメちゃんが来た時は、上の写真の様なレイアウトで飼っていた時期もあったのですが、成長するに連れてタッパーが小さくなり、結局ミシシッピニオイガメのカメちゃんを飼っていた時と同じやり方で飼っていました。

数週間で水槽での環境にも慣れて、ミシシッピニオイガメのカメちゃんと同じようにエサの時間になるとエサ場にやってきてくれくれダンスをするようになっていました。
しかし、ちょっとだけミシシッピニオイガメのカメちゃんと違ったのが、ミシシッピニオイガメは水槽ガメで、自然界でも殆ど水中で暮らします。イシガメも水槽ガメと言われていますが、陸生に近いカメで自然界でも陸上で甲羅干しをしたり、寝たりするとも言われています。
昔、どなたかのブログでクサガメ(同じく陸生に近い)のカメが家の中を自由に歩き回り、飼い主さんの所に自ら近づいたり、日向ぼっこをしたり、自分で水に入ったりしているのを見たことがあり、カメが人に懐くなんて!と驚いたのでした。その事を思い出しいつか私のカメちゃんもそんな風にしてあげたいな、と憧れを持っていたのでした。
そして、インスタグラムやYouTubeでもカメが人にベタ馴れしている動画がチラホラあがっているのを見ているうちに。。。
私もカメちゃんともっと仲良くなりたい!!なってやる!!と一大決心し「カメちゃんベタ馴れ作戦‼」が発動されたわけです。
ミシシッピニオイガメのカメちゃん飼育歴も入れてカメ飼育歴約7年のおじさんが実践した方法を公開します。
~カメちゃんベタ馴れ作戦!!~
まず、カメちゃんをベタ馴れさせるのに大事なことは、カメさんが嫌がることはしない、カメちゃんのペースに合わせることです。そして、カメさんに接する時は必ず声をかけてあげてください。
「おはよう、おやすみ、ご飯食べる?、行ってきます、ただいま」など、カメちゃんはきちんとあなたの声を聴き分けて声を掛けてくれる人の顔をじっと見てくれます。
そのことは忘れず、以下のことを順番に実践していきましょう。
決して、焦らず、楽しみながらいきましょう!
【その①】毎日起床、消灯、ご飯の時間を同じ時間帯にする。
【その②】エサを手から食べるようにする。
【その③】水槽に顔を近づけ、カメさんと目線を合わせ水の中でカメさんに触る。
【その④】水槽から出してみる。
【その⑤】水槽(ゲージ)を床に置く。
【その①】毎日起床、消灯、ご飯の時間を同じ時間帯にする。
カメちゃんも家族の一員として一緒に生活する中で、不思議と私たちと同じように生活するようになります。朝部屋の電気をつけてカメちゃんの水槽を見ると、既にエサ場で待っています。夕方もエサ場で待っており、食べ終わると寝場所に帰って寝ています。水槽の中でも、毎回同じ場所からエサをあげるとそこがエサ場と認識するようです。
できれば、お世話をする人は同じ人がいいでしょう。ただ、人間に馴れて欲しいだけなら誰でもいいのですが、べた馴れさせるには特定の人がお世話したほうがよさそうです。
カメちゃんベタ馴れ作戦を始めてからはお世話の大半を私だけがしました。
そのため、カメちゃんは妻には冷たいです( ´∀` )それでも、初めは妻の手からもエサは食べていました。今は食べるのか試していないのでわかりませんが。
【その②】エサを手から食べるようにする。
顔を見て怖がらず、エサの時間になると近づいて食べるようになったら、今度はエサを直接手からカメちゃんにあげるようにします。
指でつまんであげると最初は警戒しますが、これを繰り返すうちに普通に食べるようになります。食べながら飼い主さんの匂いもかいでると思います。
【その③】水槽に顔を近づけ、カメさんと目線を合わせ水の中でカメさんに触る。
ここまできたら、カメさんはあなたの顔、声、匂いを覚えていて自分には危害を加えない存在と認識し始めます。おそらく、名前を呼んだら、近づいてくるようになっていると思います。
そのタイミングで今度は水槽越しにスキンシップをとってみてください。
話しかけたり、水槽に指を入れてカメの顔や手、足、甲羅を触ったり、嫌がらない範囲で触ってください。
そうしているうちにカメさんはあなたともっと遊びたいと思うようになり、今度は水槽から出たがるようになります。
ここまでくれば、べた馴れまであともう少しです!

【その④】水槽から出してみる。
遂に水槽からカメさんが出てくる日がきましたね!
カメさんも水槽の外の世界には憧れているものの、元来臆病なところもあるので、とても緊張しています。まずは緊張をほぐすためにも、水槽と同じ眺めの場所で置いてあげてそこで目線を合わせ、【その③】で行ったスキンシップをするなどしてあげてください。慣れてくれば、抱っこして目を合わせて優しく話しかけたり、部屋の中を歩いてもいいですね。
カメさんが床を歩きたそうにしていたら、歩かせてあげてもいいですね。
ここでも大切なのが、カメさんのペースに合わせてあげることです。
カメさんの気分に合わせながら水槽から出たくなさそうだったらそのままにしてあげる、床を歩きたそうにしていたら自由に歩かせてあげる、などカメさんの自由にさせましょう。
その時は決して追い掛け回すのではなく、ただ同じ空間にいるだけ、という感じでいてくださいね。

【その⑤】水槽(ゲージ)を床に置く。
既に水槽、ゲージを床に置いている方は必要ありませんが、私の場合は押し入れのふすまを取り払ってその場所に水槽を置いていました。
私の最終目標はカメちゃんが私にべた馴れしてくれて、かつ自由に自分のゲージと家の中を行き来できる環境にすることでした。
そのため、今までは高いところから見ていた景色を元来のカメさんが住んでいた低い環境に慣れてもらうためにまずは水槽ごと床に置き、世話をしながら日々のスキンシップを取るようにしました。
そして、慣れてきたので、今のゲージに切り替え、今では自由に家とゲージを行き来できるようになりました。朝、ゲージを開けると出てきて自由に過ごし、夕方になると自分でゲージに戻っています✌
晩は安全のため、ゲージを閉めています。
そして!晴れて私にべた馴れしてくれて、今では朝声を掛けると急いで私の所に駆け寄り、手を差し出すと手に登ってきて私の顔を一生懸命触ろうとするのです。その姿は何とも言えないぐらい愛おしいのです。
どうですか?以上が私がカメちゃんと仲良くなった方法です。興味がある方、私の方法を試してみてくださいね!
ポイント・まとめ
①カメさんは人の顔、声を見分けている。
②エサやり、掃除、遊びは毎日同じ人がする。
③決して無理強いしない。カメちゃんが嫌がればすぐにやめる。
④ゲージの中の環境を整え、カメさんが安心できる環境も作る。脱走注意!!
⑤後は【その①】~【その⑤】を実践する。
⑥カメの種類によって人馴れやすい個体があるので各個体に合わせましょう。
皆さんのカメさんもきっとあなたのことが大好きになってくれると思います。