メダカって、泳いでいるのをボーッと眺めているだけでも癒されますね(*^^*)
何も考えず、メダカが水面をスイスイ泳ぐのをただただ眺める。
この時間は私にとって穏やかで心癒される貴重な時間です。
でも、メダカを飼っている方、こんな悩みありませんか?
水槽にフィルターを設置し水草も入れて、餌をちゃんとやって水換えも真面目にしているのに何故か1匹、また1匹、終いには全滅( ゚Д゚)ということはありませんか??
私は、メダカが大好きで、毎年春になるとホームセンターでメダカを10匹飼っては夏の終わりには全滅している・・・ということを10年以上繰り返していました💦
私なりにポンプを付けたり、水換えをしたり、餌やりをしたりと色々調べて、真面目にお世話をしても全く上手くいきませんでした。
そして、この試行錯誤をしているうちにメダカにとって、最良の環境を知り、その方法で飼うことで今では5年以上メダカが全滅という事態にはなっておらず、更に勝手にメダカが増えていくという好循環を保てています。
私が行っているメダカ飼育方法は、いくつかのポイントを押さえたらフィルターポンプ、紫外線ライトなどの電気器具はいらないので、電気代もかからず、それなのに水換え不要で、極論を言えば、いくつかのポイントを押さえ、餌やりさえルールを守ってしていれば寿命がくるまで飼うことができると言えるでしょう。
是非、皆さんにも10年以上かかり身に着けたメダカの飼い方を参考にして頂き、メダカちゃんとの癒しの時間を楽しんで頂きたいです。
メダカ飼育のポイント3点
- メダカが棲みやすい水環境にする。
- 餌はやりすぎない。
- 天敵から守る。
メダカ飼育で押さえておくべきポイントはこの3つだけです。
それだけ??
そうなんです、それだけなんです。
でも、これら一つでも欠けるとメダカは死んでしまいます。
3つのポイントについて、詳しく説明していきます。
※私はメダカを屋外で飼っていますので、基本、屋外での飼育方法になります。
1.メダカが棲みやすい水環境にする
これが、メダカ飼育にあたって、一番大事なポイントです!!
これをしてあげなければ、後のポイントを守ってもメダカは生きられないといっても過言ではありません。
メダカの適切な水質は**中性から弱アルカリ性(pH 6.0~7.5程度)で、カルキ(塩素)を抜いた水が必要です。
その水環境を保つために、以下の方法をおこなっています。
①水槽の底に赤玉土を敷く。
赤玉土は腐葉土や他の土と混ぜて、植物の種類に合わせて培養土を配合する際のベースとして使われているもので、ホームセンターの園芸用コーナーでも売っています。
赤玉土を入れることで、㏗6.5程度に保たれるといわれています。
更に、赤玉土は多孔質でバクテリアが住み着きやすく水質を安定させるほか、メダカが好む環境を作りやすいメリットがあります。
この、バクテリアの存在が必要なのです。
バクテリアはメダカの食べ残しや排泄物などの有害物質を分解してくれます。
また、後で説明する水草の成長を助けたり、枯れた水草の分解にも役立ちます。
言わば、水のろ過機能の役割を果たしているのですね。
バクテリアの製品も売っていますが、定期的に使用しなければいけませんが、赤玉土は一度入れると半永久的に自然なろ過機能としての役割を果たしてくれるのです。
初めて赤玉土を入れて水を作るときの方法
①赤玉土をザルまたはバケツに入れて軽く洗う。
②水槽に赤玉土を入れ、水を張り、そのまま2週間放置する。
これだけで、メダカに最適な水環境を作ることができます。
驚くほど簡単です!!
皆さんにも写真付きで解説したいところですが、5年以上前にこの水作りをしてから一度も作り変えていないので、お見せすることができませんm(__)m

水が透けて底の赤玉土が見えます。
5年以上前に赤玉土で水を作ってから足し水のみで一度も水槽の掃除をしていません。
②水草を入れる。
水草は酸素供給、水質浄化、隠れ家・産卵場所の提供、餌としての活用など、メダカの健やかな成長と快適な環境作りに多くのメリットがあります。
特に繁殖を目指す場合や、エアレーションを行わない場合は水草が役立ちます。
水草にはマツモ、アナカリス、ホテイソウ、カボンバなどがあります。
我が家は現在、アナカリスを入れています。
ホテイソウを入れたことがありましたが、繫殖力がすごく、水面がホテイソウで覆われ、肝心のメダカが見えない、ということになったのでやめました。
蓮の鉢ごとメダカの水槽に入れて蓮の花を咲かせたことがあったのですが、後に紹介する天敵から守るために網を設置したことと、蓮の花の手入れ(肥料やり、鉢替え)ができず枯らしてしまい、断念しました。

こんな綺麗な蓮の花が咲いたこともあります。
私のお勧めはアナカリスです。
増えすぎたら切って捨てられるし、増やしたければ一部切って新しい水槽に入れたら自然と増えるというとっても扱いやすい水草です。

アナカリスやカモンバは室内でもある程度の自然光が入る所であれば、成長するといわれていますので、屋内飼育の方はこちらをいれてみてはいかがでしょうか。

こんな可愛い花が咲きます。
③他の生き物を混泳させる。
メダカを食べず、しかもメダカの食べ残した餌などを食べて水質を浄化してくれる生き物を入れることで、綺麗な水質を保ってくれます。
具体的には、底層を泳ぐドジョウやコリドラス、水槽の掃除をしてくれるヤマトヌマエビ、水質を浄化するヒメタニシ、カワニナなどの貝類が適しているといわれています。
私は家の近くの川に生息しているカワニナを捕ってきて水槽に入れています。
私は屋外飼育なので、冬でも生きて繁殖しやすいカワニナにしています。
屋内飼育の方はドジョウ、ヤマトヌマエビを混泳させると見た目もよく楽しめるでしょうね。
カワニナのいいところは、コケを食べ、メダカの食べ残しや死骸なども食べてくれます。
いわば、水槽のお掃除屋さんです。
カワニナは越冬も可能で繁殖力も強く、どんどん増えていきます。
増えすぎると自然淘汰されるのか、増えすぎて困ったことはないです。
増えすぎても、水草を食い荒らすということもないのでそのままにしています。
私も屋内でメダカを買っているときにヤマトヌマエビを混泳させたことがありました。
エビも小さくてとっても可愛いのですが、エビは水草を食べるのでエビ自体の餌が不足すると水草を食べつくすということがありました。
ドジョウも入れたのですが、いつの間にか姿がなく。。。
それに比べてカワニナは近くの川にいけば簡単に捕まえられるし、何もしなくてもドンドン増えるし、水槽の掃除もしてくれるので、私は貝類を入れることをお勧めします。

④水の量は多すぎず、少なすぎず
メダカ1匹につき水1リットル必要と言われているのでメダカの数にあった水槽を用意、または水槽の大きさにあわせてメダカを買いましょう。
水が少なすぎると夏場は水温が上がりやすく、冬場は水が凍ったときに逃げ場をなくし、一緒に凍ってしまうことがあります。
メダカは冬は冬眠状態になって、水がもし凍っても底でひっそりと冬を越すので、そのスペースは保つようにしてあげましょう。
また、水が多いと大雨が降った時に水が溢れてメダカも一緒に流れ出るというこもあるので、雨が入らない軒下か、屋根がない場合は水は8~9分目ぐらいにして、雨が降る時は蓋をするなどしてあげてくださいね。
我が家の水槽は3つのうち2つは半軒下に置いているので、ちょっとの雨だったら水の補給になるのでそのままにし、台風や大雨が予想されるときは蓋をするように天気予報には気をつけています。
また、バケツ(今はじょうろです)に雨水が溜まるように置いて、水槽の水が減ってきたらその水を入れています。

雨水なので、水槽の水が減っているな、と思ったらすぐに足し水ができます。

大雨が予想されたら蓋をします。
⑤適切な水温に保つ
メダカは水温2℃~38℃に耐えられる比較的丈夫な魚ですが、一番活発に最適な水温は25〜28℃と言われています。
屋内でも屋外でも、ある程度は日光も必要ですが、直射日光が当たりすぎないようにすだれ、よしずなどで日除けをしてあげるなど水温の上がりすぎに気をつけましょう。
2.餌はやりすぎない
メダカの餌やりの頻度で調べると、「夏場はメダカの活動が活発になるため、1日に1~3回程度餌を与えます」と出てきます。
私は当初この言葉を信じて真面目に朝、昼、夕と餌やりをしていました。
すると、1匹、1匹とドンドン死んでいき、終いには全滅してしまいました。
何がいけなかった?
赤玉土にしたし、水草も貝も入れたのに、何が悪かった??
原因は餌のやり過ぎによる水質の悪化でした。
餌の食べ残しと、大量に餌をやったことで排泄が多くなり、水質が一気に悪化したのでしょう。
メダカの餌やりで調べていると、ある方のブログにメダカの餌やりは屋外飼育の場合1週間に1回でいい、と書いてあったのです。
特に屋外飼育の場合、植物プランクトン(藻類)やミジンコが自然に発生するため、それらを餌とすることができます。
また、蚊の卵や水面に来る小さな虫も食べているようで、人工の餌は毎日きっちりとやる必要はないとのこと。
半信半疑で1週間に1回の餌やりにすると。。。
メダカちゃんが死なない!!
驚きました。
今まであんなに苦労していたには何だったんだ?
1週間に1回の餌やりでメダカは死ななくなりました。
でも、1週間に1回だと、メダカも空腹で自分が水草に産み付けた卵までも食べてしまいました。
だから私は夏場は2日~3日に1回、冬場は1週間~2週間に1回にしています。
屋内飼育でも、1~2日に1回で十分ではないでしょうか。
そうしたことで、ベビーメダカもいい具合に増えていきました。
メダカをドンドン増やしたい方は、卵を産み付けた水草は別容器に入れて育てることをお勧めします。(ベビーちゃんの増やし方、餌やりについてはまた別記事でお話しますね。)
私は既に3つの水槽で飼っているので、この水槽に収まる程度で繁殖させています。
水草があるお陰でベビーメダカも育つことができるのです。
3.天敵から守る
水槽の中に天敵が入ってメダカが食べられないように、網などで蓋をしましょう。
屋外飼育だと、メダカを食べにくる生き物がいます。
鳥類:サギやカラスなどの賢い鳥はメダカを好んで食べ、数百匹単位でメダカがいなくなることもあります。
両生類:カエルやイモリはどこからともなく現れ、水辺や森林がある場所では注意が必要です。
昆虫:トンボの幼虫であるヤゴはメダカの強力な天敵で、特に稚魚(針子)を捕食します。ゲンゴロウの幼虫も同様にメダカを捕食することがあります。
哺乳類:猫、タヌキ、アライグマなどの害獣はメダカを狙うことがあります。
私もある朝見ると、メダカが減っている!!ということがあり、水槽の中をよく見ると・・・
カエルが入っていたのです(‘Д’)
カエルはメダカを食べるだけでなく、水草に卵を産み付けることもします。
もし、その卵が孵ってオタマジャクシになったら・・・
考えるだけでも恐ろしいですね。
メダカを狙っている生き物から守るために、網をしましょう。

まとめ
1.メダカが棲みやすい水環境にする
2.餌はやりすぎない
3.天敵から守る
いかがでしたか?最後まで読んでいただきありがとうございました。
メダカは比較的飼育しやすい魚ですが、長生きさせようとすると案外難しいです。
でも、我が家流のやり方を取り入れてもらうことで、メダカちゃんの生存率は格段にあがります!
是非、試してみてくださいね!
では、また!